以下、犬猫皮膚科医 江角先生のお話です。
永遠のテーマ。 「耳のトラブル 」 ですが、
先日いらした重度の外耳炎のマルチーズさん。
耳の穴がほとんど塞がっています、、、
こんな時は、耳の洗浄も耳道内のアプローチもできないので、ステロイドなどの内服のお薬にサポートしてもらうことが多いです。
ステロイドも通常より少し多く投与します。
写真は2ヶ月後になりますが、ステロイドの内服および外用薬を併用しながら、徐々に改善していきました!
そして、外耳炎のケアで重要になるのが、同時に外耳炎になる背景にある病気も探索して治療していくことです。この患者さんは、食物アレルギーもありそうでしたので、同時に食事の管理も!
まだまだ、治療の継続が必要ですが、根気強く管理することが大切ですね。
外耳炎は、厄介なことに、一度、耳道の構造が変化するとなかなか元に戻すのに時間がかかりますし、お薬の負担もあります。したがって、早め早めに発見し、持続的に動物病院でケアしていくことが重要です(﹡ˆᴗˆ﹡)
また、グルーマーの皆さんには、
✔︎むやみに耳毛を抜きすぎない、
✔︎耳道内を洗浄しすぎない、
✔︎外耳炎は早めに動物病院の受診の提案
をお願いできたらと思います!
とのお話でした!
こう言ったお話や検査をちゃんと飼い主さんが理解しやすい様に説明して下さる獣医さんや、専門知識を勉強して獣医さんとも連携の取れるグルーマー(トリマー)さんを選べる事も、愛犬さんの健康を守る為に大切な事ですよね♬
お家でもむやみに耳掃除や爪切りなど、ワンちゃんの嫌がる事をせずに、専門家に任せた方が良いワンちゃんの身体のケアもありますので
「お家では何をしても良くて。」 「何をしてはいけないのか。」
最新の情報が分からない場合にはお家でのケアはお勧めしません。
こちらの皮膚科専門獣医師江角先生に、日頃気になったっていたワンちゃんのあれこれ。
皮膚の事だけでなく健康管理についてなども聞けるオンライン窓口がこちらになります♬
そんなに大事でないのに「ここの動物病院に行って下さい!」と言われてしまうと、かなり敷居が高くなってしまうと思いますが、
愛犬さんの事。信頼出来て、気軽に相談が出来る、頼れる獣医さんの確保はいざとゆう時の為にされておいた方がいいですよ!
また、私の知っている多くの獣医さんは「本当に優秀な獣医は、自分の力量を良く知っているので自分の得意分野外の疾患が長引いている場合などにも、患者さんには早期に判断して、自分が信頼する専門の獣医さんをご紹介する。」とおっしゃいます。
セカンドオピニオンを紹介されるのは決して悪い事ではありません。
その中でも、飼い主さんご自身と考え方が合う獣医さんを、探してみて下さいね!
またそんなお手伝いをハピトリでもしていますので是非お気軽にご相談ください♬
コメント